エンジニアがフリーランスになりたいと考えた時、成功できる適性が自分にあるかどうかがわからないのが悩みになりがちです。
エンジニアとしての実力が十分にある人なら、必ずしもフリーランスで成功できるとは限らないためです。
その一方で、あまり実力がなかった人でも、独立して成功しているケースもあります。
この違いを生んでいる重要なポイントとして挙げられるのが、工数や時間の管理スキルがあるかどうかです。

工数管理や時間管理は、IT企業の現場ではしばしば行われています。
ただ、自分自身で丁寧に管理をしたことがないエンジニアも多いでしょう。
管理職が、エンジニアの業務状況を見て管理するのが主流であるためです。
しかし、フリーランスになると、自分が作業をする際にどの程度の時間があればこなせるのかを見積もる力が重要になります。
その工数や時間と自分の単価に基づいて、契約の際に提示する費用を算出することになるためです。
工数や時間の情報がないと論理的に費用を説明することができず、クライアントを納得させるのが困難になります。

工数や時間について詳細な管理をするスキルは、普段から意識していないと身につきません。
フリーランスエンジニアは仕事によって得られる収入が大きく左右されることになるので、必ず習得しておきましょう。
契約単価を上げないとフリーランスでは稼ぎにくいため、できるだけ合理的な説明で費用を上げられるようにすることが重要です。